賢者のはなし<9>




おじいさんの深い声が僕を連れて、凍った湖をしずかに渡ってゆく。

「『想い』が、世界を形づくる。君の想いが君の世界を創る…」
「ぼく、いじめられることなんて願ってないよ」
「最初のできごとは天の采配だ。その後の行動が世界を創りあげる。いじめという災難が降りかかった後、どうするか、なのだよ。
負けていない、踏みとどまって戦っている自分自身を強く願う君には、その通りの世界がほら、展開しているだろう」

あっ、と僕は息を呑んだ。
そうだ、僕はそうやって戦う僕自身の姿を、ずっと思い浮かべてこの道を毎朝通っていた。

「願いの葉を裏返して幹をたどるのだ、小さな賢者よ。君を取り囲む現在の問題について、確かに負けずに戦うことは重要だろう。しかしそれだけに囚われては、世界は展開しない。
君は、どうなりたい?」

じゃあどうすればいいのと顔に書いてあったろう僕に、おじいさんは尋ねた。


(つづく)




文 さつきのひかりさん   絵 ☆TOMOKO☆☆












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